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ないものねだり

ずぶずぶと沼に美しいは正義。

溺れるナイフに溺れた

 

 

 

 

溺れるナイフは原作が好きでたまらなくて何十回何百回と読み込んだ。東京から田舎へ越してきた美少女夏芽と地主神の子コウちゃんの神秘的で美しく痛々しい程眩いお話。やっと映画を観てきたんだけどお話がぎゅっとまとまってて一緒に観た友人には話が難しいけどキャストが素晴らしく魅せてくれてすごいねって言われて嬉しかった(もちろんわたしは何も関係ない)

とりあえず今日までに2回観たので勝手な感想書きますこの下から多少ネタバレを含みますが映画の詳細等は省きます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにが良かったって菅田将暉菅田将暉じゃなく完璧に神の子長谷川航一郎だったこと、小松菜奈小松菜奈じゃなくカリスマ性ある美少女望月夏芽だったこと、重岡大毅重岡大毅の良さを出し太陽のような存在で夏芽を陰から光の当たる場所へ連れ出す大友勝利だったこと本当にこれに尽きると思う。

上白石萌音ちゃん(松永カナ)の出番が少なくてカナが夏芽とコウを応援しつつも大好きで憧れていた2人が離れてしまうのを悲しみいつしかコウを苦しめる夏芽を恨んでしまうのだけどその描写がとても少なく残念でした。

 

 

 

 

 

 

でも本当に菅田将暉様がコウにしか見えなくてあの目があの姿があの神々しさがあの美しさあの痛々しさがコウそのものでもう本当にキャスティングが素晴らしいの一言、だって校閲ガールであんなにふにゃふにゃしてるのに溺れるナイフで長谷川航一郎やってるんだよ!?!?考えられない何者にも出てデスノートにも出て素人でもわかるほど恐ろしい役者さんだねあの細さって成人男性じゃありえないと思うしさすが菅田将暉だな…

コウの泣くシーンが2回あったことは納得いかないって思ってたけどコウが泣くことにはすごく意味があったと思うしあの時に無くしたものがやっぱりあるんだね。夏芽の写真集の撮影時の『これも俺のもんじゃ』って言うコウが可愛いのに死んだ目でもう好き。この街のもんは全てコウちゃんのものだから当たり前に夏芽もコウちゃんのものなんだ。にしてもジュース舐めるシーンが生々しくて…夏芽とコウが美しいから成り立ったシーンだと思うしあの描写があったからこそコウは傲慢で自分の感情を素直に出す人物だということがわかるよね死んだ目だと思ったら久しぶりに夏芽と話せて子供みたいに笑う天邪鬼なところも引き込まれる

あの事件のせいでコウは暴力に走るけどそのシーンですら美しく狂気的でなのに軽々しくて神の子だなって鳥肌がたった

コウがふはって笑うシーンが好きで夏芽が怒ってるのにコウはふはって笑ってるのとか最高だった。夏芽とコウが高校生になって船の上で2人で話して夏芽がコウと海に落ちるんだけど浮き上がった時のコウの首と顎のラインが絶妙でほんとうに漫画から出てきたようでそこには美しさしかなかった。夏芽がコウの髪を撫でるんだけどやっぱり美しくて鳥肌が止まらないからこれから見る人は注目してほしい

 

 

 

 

 

コウが陰だとしたらその陰から夏芽を連れ出すのは大友なんだけど本当に重岡大毅で良かった。いつものシゲちゃんっぽくて演じてるというよりもものすごく素で夏芽と大友のシーンは明るくてこの映画の中で笑えるポイントは大友がいつも出てた(と思う)あのダサい半袖もバッティングセンターもじわじわくる。

夏芽の家に魚を届けるシーンも大友が出てきた時のBGMが明るくて元気で眩しかった

バッティングセンターで夏芽がすきになんないでねって言うのに次の日にキスって…あの問題のキスシーンも眉毛みせんしゃいが微笑ましくてたまらなくキュンキュンした時間だった思わず目を手で覆ってしまったけど隙間からちゃんとみたよ。平和で可愛い良きキスした後一瞬真剣な顔するのに笑顔になって2人で笑い合うってなに可愛い無理だこのために映画観たと言っても過言ではない…何度も言うけど眉毛、やめんしゃいってやりとりの時のまた言うーが重岡大毅過ぎて可愛くて抱きしめたくって困るよ…やっぱり太陽みたいな大友は重岡大毅にしかできなかったんだろうなって思う

噂に聞いてた熱唱シーンは大号泣しながらも笑ってしまった。夏芽が何かを言おうとしていることに気が付いていたから歌う?ってひたすら聞いててもう大友ダメなんだよってだって大友いい奴すぎない?いいやつすぎるんだよ、いつだって。嫌いになってよって言われて大好きじゃって言える大友勝利って素晴らしいよね?原作での別れのシーンよりも映画の別れのシーンの方が大友らしくてわたしは好きだな。最後まで笑顔で夏芽を笑わせて最高だった2人(泣き笑い)でぐるぐる周りながら歌ってるって胸が苦しい友達じゃって東京で頑張れって言える大友はすごいよ。大友には誰よりも幸せになってほしい。にしてもいい役だシゲちゃんにぴったりだったし間違いなく売れるね(笑)

 

 

 

 

 

 

夏芽は本当に美しく汚れのない少女だった。て言うか小松菜奈ちゃんって独特の雰囲気があるけど毎回役とあっててすごいよね。てか小松菜奈手足長くない?原作もすごい手足長いんだけど負けてないから夏芽としてみれたのかな。

夏芽が高校生になってコウと話さなくなった時に川でコウを見かけて追いかけるシーンがあるんだけどその時に流れてた歌詞が「大好きな悪魔と引き裂かれ王子様とキスをした」これはもうこの後を暗示していたわけできっと大好きな悪魔はコウで王子様は大友なんだね。夏芽何回泣いたんだろうって思うくらい泣いててこれを3週間未満で撮ったと思うと私が言うのおこがましいけど小松菜奈は天才だし彼女は夏芽と同じくこの世界で生きていくんだなと思った。いつでも感情に素直で怒っている時は全身を使って怒るし悲しい時は泣き崩れるし嬉しい時はふふふってニコニコしてるし私もこんな女の子に生まれたかった特別で誰からも必要とされる汚れることのない美少女に。

夏芽がペディキュアを塗るシーンで出てくる想像の大友が椿の前で椿を咥えて照れてるのね、そこでもう夏芽の心には大友がいたわけでやっぱり太陽みたいな存在なんだなって。コウは神さんの海の深く暗い藍色、大友は明るく情熱的な椿の赤なのが対照的であり異なる二人に惹かれているのがわかる

大友もカナも夏芽に話しかけるシーンが多かったけど夏芽はその時もコウを見つめていたしカナが話しかける時はその話を遮って自分からコウに話しかけててふたりの世界があったきっとこの時から夏芽はコウと自分は特別だと思ってたんじゃないかな。まあ本当に特別だと思うんだけどね夏芽とコウのヒリヒリした恋愛すごく綺麗で羨ましかった

 

 

 

 

 

カナちゃんには感情移入してしまうからすごく心が痛かった。自分がずっとずっと大好きで輝いていたコウちゃんが東京からきた美少女と付き合い別れ二人とも惹かれあっているのに傷つけ合いそれを見ている事しか出来ないのだから。それにカナは元々夏芽のファンで大好きだったから尚更複雑だったと思う。映画ではカナのキャラクターがあまり出ていなかったから本当に原作を読んでほしい。1番人間らしく共感出来るドロドロとした部分があるから本当に原作を……原作を読んでくれ……頼む……

 

 

 

 

 

溺れるナイフは原作も素敵だったけど映画も映画ならではの音や表情空気感が伝わってくるからオススメです

みんなで溺れよう